経営動向をにらみつつ、
全体最適を考慮した上で、
全社のシステム開発をつかさどる。

仕事風景

Profile

デジタルデザイン

内村 心

2019年入社

情報システム部
IT企画グループ・課長代理

※取材当時

新卒で大手生命保険会社のIT戦略を担うSler企業に入社。11年間、システム開発業務に従事。そんな中、自身の会社のシステムに携わる仕事がしたいと考えるようになり、転職を決意。大きな伸び代が期待でき、かつ、MS&ADインシュアランスグループという安定した経営基盤のもと果敢にチャレンジできると感じた当社に入社した。入社後、MS&ADシステムズに出向。その後、情報システム部へ異動し今に至る。

企画の仕事を手がけたい。
その希望が叶い、IT企画グループへ。

入社後、MS&ADインシュアランスグループのシステム中核会社、MS&ADシステムズに出向。この間、当社の人事総務部のシステム開発に携わる中で、ビジネス部門のいろんな方々とやりとりしながら、当社のシステム開発のやり方や販売モデルに触れることができました。転機が訪れたのは半年後。現部署へ異動し、以来、システム開発の計画、予算の策定、システム開発案件の進捗管理といった“最上流”を担うことに。入社前から企画に携わりたいと伝えていた私にとって、願ってもない好機でした。
とはいえ、最初はわからないことばかり(苦笑)。我々の第一のミッションは、ビジネス部門から上がってくるシステム開発計画を精査し、経営陣が参画する会議体にはかるに相応しい計画へと練り上げること。当社の経営にとって今やるべきことか、どの程度のシステム開発を実施すべきか、年間どれくらいの予算をかけられるのか、どのくらいの効果が見込めるのか……など、幅広い視野と高い視座が求められるため、そこに慣れるには時間を要したのです。この仕事が本当の意味で面白くなったのは、1年間の仕事のサイクルがわかり、各フェーズで自分がなすべきことが見えてきてから。また、自分たちが計画したシステムが最終的にリリースされ、数多くの社内ユーザーに使っていただいているのを見ると大きな手応えも感じました。

仕事風景

システム開発からITサポートまで、
幅広い業務を通して、社内の業務に貢献する。

これまでに印象に残っている仕事の一つに、事務改善システム開発プロジェクトがあります。プロジェクトの背景は、事務部門のIT化の遅れにより、非効率な業務が続いていたこと。そこで抜本的に見直しを図ることになり、私はその立ち上げにPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参画しました。その予算規模は実に約16億円。大規模プロジェクトだけに、開発業務を担うMS&ADシステムズのメンバーはもちろん、コンサルや外部の協力会社など、関係者はどんどん増えていきます。その中で何をどう調整してコストを抑え、かつ効果の高いシステムにしていくか、工夫を重ねる日々でした。その苦労の甲斐あって、予定通りリリースを完了。事務部門の効率化が実現でき、達成感を味わうことができました。
このようにシステム開発の最上流を担う一方、全社のパソコンや、ZoomやTeamsなどのWeb会議ツールのサポート窓口も、IT企画グループの業務です。例えば、全国の課支社に配備している社内PCのバージョンアップに伴う設定変更対応もその一環。全国の担当者と直接コミュニケーションを図りながら、設定変更対応をお願いし、無事に数千台のパソコンの設定変更対応を期限内に終えることができた時、社内ユーザーの日々の業務に直接貢献できていることを肌で感じることができます。

重要なのは、いかにコストを抑えて、
より良いシステム開発を実施していくか。

当社では、新商品リリース時のシステム開発、組織改変に伴うシステム更改、法令対応関係など、大小含めて年間100を越えるシステム開発が進められています。また、先ほど紹介した事務改善システム開発もすでに第2弾が始まろうとしています。そんな中、今、考えているのは、できるだけコストをかけずにシステム開発を実施していく手立てはないかということ。MS&ADインシュアランスグループが今後、どのようなシステムの姿を描いているのか、その方向性に関わる情報をキャッチしつつ、その“解”を見つけていくことが、IT企画グループの大きな役割だと思っています。
一方、私個人のビジョンとしては、再び、開発業務に携わりたいなと思っています。前職の時とは異なり、当社の経営状況を熟知した今、自分ごととしてシステム開発を手掛けることで、より高いコスト意識で、よりユーザーのためになる要件出しもでき、格段に面白い仕事ができると思うからです。また、マネジメント業務にも興味があり、近い将来はライン長としてグループ運営に携わり、微力ながらも経営に貢献していきたいと考えています。

仕事風景

Column

基幹システムの大規模刷新へ

システム開発のコストは最終的に保険料に影響を与えます。そのため、いかにコストを抑えてシステム開発を実施していくかは、当社の重要課題です。その一つの鍵になるのは、ホストやサーバーの形態の見直しなどを含めた基幹システムの刷新。そんな中、注意しなければならないのは、必ずしもITの最先端技術を活用すればいいということでないということです。なぜなら、当社のシステムには高い堅牢性が求められ、そこにリスクがあるかどうか、しっかり精査した上で適用しなければならないからです。細心の注意を払った上で基幹システム刷新を行い、システムをより小さく、軽くすれば、新商品開発の機動力も上がるはず。そしてそれに伴い、システム開発の機会も増えます。このように会社の経営全体にインパクトを与える仕事ができるのが、IT企画グループで働く大きな魅力だと思っています。

  • アクチュアリー

    崔 英世

    2017年入社

    リスク管理部・
    統合リスク管理グループ

  • InterviewsINDEX

  • 地域

    田代 百合子

    2010年入社

    東京東生保支社